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もう一度 「駆ける少年」 東映映画 バカ政ホラ政トッパ政

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もういちど 駆ける少年


$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ-1010376_02.jpg




映画を見終わった後、身体の奥底からマグマの様な感情と震えが
恥じも外見も関係なく沸き上がって来た。


いったいなんなんだ、この感覚は?
もう25年も経っているのに私は未だに打ちのめされ続けている・・・・



・傑作
・素晴らしい
・感動
・いい映画



そんな言葉をどれだけ紡いでもこの映画には追いつかない。
当てはまるが、何故かちがう。駆ける少年の前には言葉は全く無力だ。
語ると語るだけ、説明すればするほど、数多の映画で気軽に発せられる
いくらでも言えるお気軽な感動になってしまいかねないと思う。
打ちのめされて無言になるか?感情が爆発して支離滅裂になるか?
私は、そんな映画ではないかと思う。



今までの経験のなかから蓄積されてきたものを試され、
刺激させて化学反応を起こさせる。



映画を知ってる、観てきた、それは関係ない。
佇まいや、音、風景、目に見えないものに対する畏敬の念が知らず知らずのうちに
身についた人、察する事の経験量がほんの少しだけある人ならば心を鷲掴みされる
事だろう。



ここに駆ける少年を見た人のブログがある。

空が藍色になるまで

感情が揺さぶれた経緯があまりにも素晴らしいのでご紹介したいと思う。

 


今年の「映画初め」は夫とふたりで「ホビット」でした。
その感想を書こうかな~なんて思っていたのに、今日渋谷へ行く用事があり、
せっかく「都会」まで来たなら単館映画でも観ないと…
と田舎モノの貧乏性でうっかりアミール・ナデリ監督『駆ける少年』
を観てしまったら!すべての映画が吹っ飛んだ。

今年ベストワン!(もう!?)なんてものじゃなく、
人生でも指折りに入る映画との出合いでした。

観たばかりで映像がフラッシュバックしまくり、言語化するのがほんとうに
難しい状況なのだけど…だってツイッターに書いた第一声が
「駆ける少年、すげー映画だったよ!ものすごかったよ!
あんな映画初めて見た!ほんとは監督に抱きつきたいくらいだったけど
我慢して感想だけ書いてきた。」「ああ、駆ける少年…!
にゃあ!どうしてくれよう!わー!イラン映画すごいなあ。
キアロスタミの「桜桃の味」観たときも、わあ狂ってるーと思ったけど、
それ以上にすごい。あんな絵、あんな筋、思いつかないよ。
しかも映画でしか表現できないと素人のわたしにでもわかる!
なんかすごかった!」という、わたしの語彙の貧困さを余すところなく
露呈させてたもん(笑)




「映画でしか伝えられない」というのを初めて体感した映画でした。
これまでわたしは映画の見方をよくわからないで観てたかも。
ドラマの延長というか、ストーリーを伝えるもの、としてしか認識してなかった。

しかしナデリ監督の映画で「映像が言語化する」ってこういうことか!ってわかった。
ほとんどセリフらしいセリフはない。ただただ少年が走ってる。叫んでる。
でも言葉で語られずとも、画面は豊かに語りかけてくる。
こんな体験は本当に初めてだった。

パンフレットに監督直筆の脚本があり、それは地平線と、
そこから関数グラフのような1本の放物線が左から右上に伸びて、
左には少年、右上には飛行機らしきものがくしゃっと書かれていて、
たったこれだけ。
言葉から映像を立ち上げる、その翻訳作業がないんだなあ…と、
いや詳細はちゃんと言語化してるんだと思うけど、
やはり言葉よりも映像が浮かぶ人なんだろうなと。


おっかしくておかしくて、クスクス笑ってしまう。
とてつもない怒りに触れて泣けてしまう。最後はもうただただ
心が震えてボロボロ泣いてた。
それは「○○だったから」と明確な言葉では表現しようのない感情だったと思う。
アミールと一緒にうわああああああと叫んで走り出したい。


                 


いかがでしょうか?感情豊かでもう嬉しくなっちゃいました!

すべての映画が吹っ飛んだ 

  駆ける少年への賛辞の全てだと思います







皆さん、こんにちわ
四捨五入したら50歳ですね!と言われ、えええええ?
この前まで確か16歳だったはずなのに嘘だろう・・・    
とショックを隠しきれないでいる82キロ高血圧痛風坊主親父です。
それでは早速このコーナーいってみましょう!



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    本日の東映映画

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バカ政ホラ政トッパ政(1976年東映東京 中島貞夫監督)



馬鹿な映画も徹底すれば馬鹿でなくそれは粋になる


$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ



今回の映画も観たと同時に忘れちゃう位に東映チックな仕上がり!
しかし「舶来仁義カポネの舎弟」と違ってテンポが実に良いんですよ。
スイスイスイスイなんです。間がいいんですよ。間がね。
この点を捌ききれる中島貞夫監督、いつもながら上手いです。
ストーリー?

これはいつもと同じです。ざっくり言えば務所帰りの文太兄貴が
ケーシー高峰と仲山仁と三人で銀座 で暴れるだけです。
枝葉に色恋はありますがあくまで枝葉に留めています。こんな単純なネタでも
何と無く見れちゃうんだから東映は茶目っ気ありますね。
半分は文太兄貴のキャラがなせる技ですね。

文太兄貴が文太兄貴するだけで馬鹿な男達は食いつくんですから~






※成田三樹夫、意外にマッチョで驚いたなあ~
筋トレしているのかなあ




おまけ

今迄ブログで紹介した東映映画一覧はりつけときますね

・現代やくざ人斬り与太
・狂った野獣
・学生やくざ
・昭和極道史
・暴力団再武装
・日陰者
・まむしの兄弟シリーズ
・極道
・愉快な極道
・博打打ち総長賭博
・舶来仁義カポネの舎弟
・続組織暴力
・解散式
・冒険者カミカゼ
・ザ・カラテ
・海軍横須賀刑務所
・非牡丹博徒 花札勝負
・資金源強奪
・強盗放火殺人囚
・極道社長
・子連れ殺人拳
・暴走パニック大激突
・銀蝶渡り鳥
・実録飛車角狼どもの仁義
・顔役
・暗黒街大通り
・逆襲殺人拳
・不良番長骨までしゃぶれ
・網走番外地シリーズ
・殺人遊戯
・俺達に墓はない
・恐怖女子高校暴行リンチ教室
・明日なき無頼派
・激突殺人拳
・日本暴力列島京阪神殺しの軍団
・実録外伝大阪電撃作戦
・実録3億円事件 時効成立
・沖縄やくざ戦争
・ごろつき
・北陸代理戦争
・暴動島根刑務所
・少林寺拳法
・直撃地獄拳大逆転
・昭和残侠伝シリーズ
・実録安藤組外伝人斬リ舎弟
・横浜暗黒街マシンガンの竜
・不良姐御伝 猪鹿お蝶
・殺人拳2
・県警対組織暴力
・仁義の墓場
・やくざの墓場くちなしの花
・徳川女いれずみ師責め地獄
・ダイナマイトどんどん
・冬の華
・最も危険な遊戯
・総長の首
・けんか空手無頼拳
・けんか空手極真無頼拳
・新幹線大爆破
・ビュ-ティペア真っ赤な青春
・0課の女 赤い手錠
・ゴルゴ13(千葉)
・地獄の掟に明日はない
・血染めの代紋
・泥の河
・爆発!暴走族
・捨て身のならず者
・処刑遊戯
・あなたへ
・トラック野郎シリーズ
・三池監獄 凶悪犯
・組織暴力 兄弟盃
・ならず者
・暴力金脈

(配給も含みます)

だいたいこんなもんです。
健さんの映画の東宝、松竹は省いています
わあ、ばり疲れたばい



おわり

・着流し百人 ・戦後秘話 宝石略奪 ※ お知らせ

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さんこんにちわ

脇腹を痛め咳込むと激痛、
くしゃみしたら発狂状態の82キロ高血圧通風坊主親父、
ツイッター名スマタ三四郎です。(ツイッターも宜しくお願いします。)



しながら、入浴中にくしゃみしたときはマジで、
その場で20分程へたりこんでしまいました。
昨夜も夜中に痛くて救急車呼ぶ寸前でした。
ロキソニン四錠、イブ八錠で朝まで何とか凌げました。
さすがに胃がもたれましたね~
40歳以上の皆様は特に健康にはお気をつけ下さいませ。



それでは今回も愛すべき東映映画行ってみましょう




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    本日の東映映画

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着流し百人 (1972年東映東京)






小沢茂弘監督自身が唯一、失敗作と認めた映画がこの着流し百人です。
スケジュール上、公開しないわけにはいかず会社側が小沢監督に頼み込んで
バタバタと製作されました。
監督は失敗作と言ってますがそんなことはなくて、娯楽映画として全然悪くありません。
ロードムービー型の任侠映画でして、話しの筋もテンポもいたって安心できるレベルです。
(逆襲殺人拳のほうが遥かに失敗ですよ



ストーリー



刑務所から出た水島道太郎をヤクザ連中が襲う・・
鶴田のおやっさんが助けて金沢まで送り届ける・・
何か訳ありな雰囲気の水島道太郎・・
そこの遠藤太津朗と塩路章の極悪ツートップが絡む・・
南利明や不死身の勝こと川地民夫、北島さぶちゃん、
若山せんせい、丹波のオヤジ、が助っ人で悪を成敗











ストーリーはこんなもんですが、まあ、心地良いんですね。
この予定調和ぶりがね!



小沢監督を山下耕作監督や加藤泰と比較して、
三流と言う人がいます。しかしながらたった2週間程の撮影期間、
稼動20年で110本(一年に5作品以上監督しています)
監督した点は決して三流なんかでは出来ない仕事だと思います。
まあ、態度がでかく周りから嫌われ岡田会長からも嫌われて
いたのは事実ですが ・・・・
※後に占い師になったようです。







戦後秘話 宝石略奪(1970年東映東京)








小松方正 大暴れ


小池朝雄 真骨頂




もうこれでレビューは終わりたい気分です(笑)
それ位、あとは微妙な出来であります。はっはっはっ
文太兄貴は主演ですが、らしさはありません。
若山せんせいは、怪しい中国人役でチラッと出演しています。
全編が陰湿でリズムも中島貞夫監督にしては弱いですね。
と言っても、小松方正と小池朝雄が祭りしてますから



まっ、いいかっ



お知らせ


2月は仕事が忙しいのでブログはお休みいたします。
この放置プレイが、そのまま永遠のさようなら~
になる恐れが私の性格上ありえるのがプチ怖いです(笑)
ツイッターは多分毎日するとは思います
では、皆様




春にお会いしましょう!






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おまけ


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(天津敏)




おわり


怒涛の東映映画五本立て

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さんこんにちわ

思ったより忙しくないんでささっと更新しちゃうばい!
と、のたまう節操がなく、臨機応変好きな
81キロ高血圧通風短髪親父です。(別名スマタ三四郎)



では愛してやまない東映映画コーナーいってみますかね~
今回は野郎どもたちの熱きバカ魂が如何なく発揮された
珠玉の???作品をご紹介いたしましょう!
男汁満載五本立てにしちゃいますね



・シルクハットの大親分
・望郷子守唄
・神戸国際ギャング
・唐獅子警察
・大脱獄





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    本日の東映映画

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シルクハットの大親分(1970年鈴木即文)



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観客と呼吸を合わせる技術…



緋牡丹博徒シリーズでお馴染みの名キャラクター、熊虎親分を主演に創られたのが本作です。
スピンオフってやつですね。で、ストーリーをだらだら説明するのは野暮なんで割愛します。



一言でいえば娯楽映画としてすこぶるレベルの高さです。こんな短い時間に、あらゆる要素
をぶち込ませ、尚且つそれを破綻させず上手く機能させるは、まさにプロの仕事の一言。
二週間ごとに創られていた、単なるプログラムピクチャーの一作品ですが、
今現在公開されて幅広い人々の目に留まる様なことがあれば、大喝采されるのではないか?
と思います。それほど映画という大人のおもちゃの使い方が老練です。

笑い転げさせて、シュンとさせて、怒りを貯めさせて、最後はスカッとさせる。
本作品はdvd化されてますので是非オススメしますね。





望郷子守唄(1972年小沢茂弘)


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天津敏の極悪ぶりに感動



とっぽい高倉健さんが見られる作品です。此処での悪役もミスター極悪の天津敏で、
山本麟一との極悪2トップは作品に厚みを持たしてくれます。
ストーリーは、筑豊田川から軍隊に入った健さんが、ぶち切れて除隊・・・
恩師を訪ねていってゴタゴタに巻き込まれて・・・ 殴りこみって按排です。
シルクハットの大親分と本作での天津敏が殺られた時の顔の演技が素晴らしく、
おおお、敏さん、いい仕事してるなあ、と感心しきりでした~





神戸国際ギャング(1975年 田中登)



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文太兄貴は相変わらず暴走しておりました



本作はいつもの東映の監督ではなく、にっかつの田中登監督です。
東映の監督さんが撮らないようなアングルが多々あり丁寧ですね。
結構、お金もかけているようで(だって健さん、文太さん共演です)
エキストラ人数、衣装、美術も気合はソコソコありました。
大きく違ったのは女性の描き方がちゃんとしてるんですね。
東映はその辺は、いたって雑ですから(笑)
また、主役以外の脇役のキャラクターもキッチリしていて
おおお、やるのーって感心しちゃいました。
特に夏八木勲がキテましたね。
当時、松竹の森崎東監督が呼ばれて創った傑作「喜劇ヒモ出し天国」とは
えらくお金のかけ方が違うよなあ、





唐獅子警察(1974年中島貞夫)


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これは、傑作です




小林旭と渡瀬恒彦ががっちりいい芝居してくれています。
ストーリーよりも、この二人の絡みが肝ですね。
この頃の映画にありがちな、主役の顔のアップがいい意味で
上手く機能していましたね。主人公達は暴れまくるんですが、
カメラは静かなんですよ~、キッチリ撮っていて丁寧なんですね。
ラストのスラム街での兄弟対決なども、カメラだけは慌てていなくて
画が冷静でした。(血染めの代紋のスラム街のほうがリアルだなあ)
渡瀬さんと賀川ゆき絵が別れるシーンが、なんかよかったなあ・・・
これはDVD出てますから、オススメです。



$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ






大脱獄(1975年石井輝男)




$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ



けっこう微妙な映画だなぁ・・・




おおお、とうとう五本目まできましたね~
おっさんは少々疲れて・・ いや一気にいきましょう!
この映画はけっこう微妙なんです。出来がぁ・・・
健さん文太兄貴共演ですが、文太兄貴はあまり出てきません。
(忙しかったんだな、掛け持ちで)
ほぼ健さんが主演映画といっていいと思いますね。
それはいいんですが ・・・・

作りこみが弱くやっつけ仕事じゃないの?
なチープ感が漂っておりました。

でもね、いいの、いいの。健さんが出てたら。



・室田日出男、寒かろうなあ、
・木の実ナナ、ええ女だなあ
・山りん、友情出演かな?
・田中邦衛、わるいね
・小池朝雄、そういう事だったのね



$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ




あかん、ばり疲れたばい。9時には寝ょ




おわり


・現代やくざ人斬り与太
・狂った野獣
・学生やくざ
・昭和極道史
・暴力団再武装
・日陰者
・まむしの兄か弟シリーズ
・極道
・愉快な極道
・博打打ち総長賭博
・舶来仁義カポネの舎弟
・続組織暴力
・解散式
・冒険者カミカゼ
・ザ・カラテ
・海軍横須賀刑務所
・誹牡丹博徒 花札勝負
・資金源強奪
・強盗放火殺人囚
・極道社長
・子連れ殺人拳
・暴走パニック大激突
・銀蝶渡り鳥
・実録飛車角狼どもの仁義
・顔役
・暗黒街大通り
・逆襲殺人拳
・不良番長骨までしゃぶれ
・網走番外地シリーズ
・殺人遊戯
・俺達に墓はない
・恐怖女子高校暴行リンチ教室
・明日なき無頼派
・激突殺人拳
・日本暴力列島京阪神殺しの軍団
・実録外伝大阪電撃作戦
・実録3億円事件 時効成立
・沖縄やくざ戦争
・ごろつき
・北陸代理戦争
・暴動島根刑務所
・少林寺拳法
・直撃地獄拳大逆転
・昭和残侠伝シリーズ
・実録安藤組外伝人斬リ舎弟
・横浜暗黒街マシンガンの竜
・不良姐御伝 猪鹿お蝶
・殺人拳2
・県警対組織暴力
・仁義の墓場
・やくざの墓場くちなしの花
・徳川女いれずみ師責め地獄
・ダイナマイトどんどん
・冬の華
・最も危険な遊戯
・総長の首
・けんか空手無頼拳
・けんか空手極真無頼拳
・新幹線大爆破
・ビュ-ティペア真っ赤な青春
・0課の女 赤い手錠
・ゴルゴ13(千葉)
・地獄の掟に明日はない
・血染めの代紋
・泥の河
・爆発!暴走族
・捨て身のならず者
・処刑遊戯
・あなたへ
・トラック野郎シリーズ
・三池監獄凶悪犯
・組織暴力 兄弟盃
・ならず者
・暴力金脈
・着流し百人
・戦後秘話 宝石略奪
・バカ政ホラ政トッパ政
・シルクハットの大親分
・望郷子守唄
・神戸国際ギャング
・唐獅子警察
・大脱獄

放置プレイ続行中

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皆さんこんにちわ

放置プレイぶろぐ中の … 省略
来週辺りから?復活予定です。










おわり



おまけ








Android携帯からの投稿

PR: So-net モバイル WiMAXご入会で

あまりの素晴らしさに唸る映画 関の弥太っぺ

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さんこんにちわ

若くて髪の毛が長い若人を捕まえては、
男は坊主頭にせにゃいかんばい!高倉健も菅原文太も待田京介も
野郎は短いやろ?とポカンな突っ込みを入れている、
既にTシャツで夏場が恐ろしいと危惧しまくっている、
80キロ高血圧通風スポーツ刈親父です。(相変わらず挨拶が長いばい)
放置プレイと化した男汁ブログ、今宵久しぶりに復活しました。
(そして多分?また暫く放置の予感大)

それでは、成熟した一部の映画ファンだけには好評の
毎度のコーナー行ってみましょう!




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    本日の東映映画

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関の弥太っぺ 1963年 山下耕作監督










ああ、生きてて良かった…
映画を見続けてきて良かった…
日本人で良かった…






関の弥太っぺは素直にそう思わせるほどの成熟した映画だ。
五十年も前の映画なのに、その余韻の深さは30数年も映画を観てきた私さえも
驚かさせる出来だ。もう頭、いや、心をわしづかみにさせられた。
個人的歴代ベストテンに入るのになんら躊躇しない映画だ。100年後でも
間違いなく通用する本物の映画だ。




人が人を思いやる心。



こんな陳腐過ぎるだろう、何処に でも転がっているテーマ。
古今東西有り触れたものが、この映画だ。でもどうだ、
ここまでシンプルなものが深く染み入るのは一体何故なんだろうか?




日本人が知らず知らずに身につけている自然への畏敬の念、
全てのものに神が宿っている神道の精神が下地にあるからではないだろうか?

映画の中に散りばめられた、花、川辺、子供、雨、晴れた空、砂利道、
子守唄、田舎の風景、どこまでも続く一本道、は、そういう日本人の心に響くのだ。
制作者側はそんなものは狙ってなどいないだろうが、卓越した技量は二乗作用や
化学反応を観客に起こさせるものだ。





関の弥太っぺの良さは、技術に裏打ちされている。
それも嫌らしさや安っぽくて薄っぺらい感傷を消した高等なものだ。


何より映画としての画作りに手抜きがない事だ。
やたっぺが川で花を摘む11歳の女の子と初めて出会うシーン。
明るくほのぼのと陽射しのしたでの上手い画だ。カメラの位置も文句なしだ。









弥太っぺが、探していた妹の死を知り墓標の前で語りかけるシーン。








カメラが少しずつワンカットでズームアウトしていくと右手に、
最期を看取った女性の嗚咽する姿が出てくる。細かいショットを繋ぎ合わせるよりも
遥かに効果的だ。長回しの上手い使い方だ。(映画 幸福の黄色いハンカチのラスト
シーンも後方からのワンシーンで撮っていて上手かった)









むくげを挟んで語り合う抒情的なシーン。これから一人で
飯岡組との戦いで死を覚悟する前に、助けた人の幸福をそっと確認するくだりだ。
チャップリンの街の灯を思い出すいいシーンだ。山下監督の美学は秀逸だ。
(足長おじさん的映画として 冬の華とはえらい違いだ)








そしてこの映画の肝になっている名台詞がある(伏線になっている



この娑婆には、辛い事、悲しいことがたくさんある。
だが忘れるこった。 忘れて日がくれりゃあ、明日になる 。
ああ、明日も天気かぁ ”





ラストシーンで山下監督の美学は極まる








このくだりは、あえて説明しない事にする。
何故このカットが稀有なのか?
あなた自身で確認して頂きたいからだ。


ちなみに、この映画は公開当時にベストテンには入ってなくて、
評論家は誰一人、なんと1票さえも入れていないのだ。
えいがひょうろんかの眼は節穴といわざるを得ない。






おわり



おまけ





遊侠一匹より

決着おとしまえ、博徒仁義 盃 日本暗黒史血の抗争 白昼の無頼漢 男の勝負

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さんこんにちわ

もうそろそろ46歳を向かえ、この前迄たしか16歳だったはずなのに…いつのまに?
ええええ嘘だろ~とリアルがちで驚き、しょんぼりしている髭が尾崎紀世彦状態な
81キロ高血圧通風坊主親父です。

しかしながら、月日が経つのは早いものですね。まさか自分がこんな歳になるとは
若い頃には全く想像出来ませんでした。
あと四年で50歳なんて…
ほんと誕生日なんて大嫌いです!


それでは成熟した一部の映画ファンだけには好評の毎度のコーナー行ってみましょう!


今回も怒涛の5本立てでおおくりいたしますね。(更新がないんで)


・決着
・博徒仁義 盃
・日本暗黒史 血の抗争
・白昼の無頼漢
・男の勝負




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  本日の東映映画

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おとしまえ(決着)1968年石井輝男監督



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アラカン「今日、おめえたちに集まってもらった のは他でもない。
いよいよおめえたちに命を預け てもらうときがきた」
子分「して、
相手はどこの組のもんで!?」
アラカン「うむ、手ごわい相手だぞ。蒋介石と いってな、支那の大親分だ」



最初から上記せりふが出たと思うと、次のカットは車中から
機関銃相手にドスで突進する馬鹿野郎達!ストップモーションして、だいなみっくに
タイトルが出て既に忘れましたが東映らしかぬ怪しい音楽がはいります。
まさにツカミはOKですね。




ははは、石井輝男師匠わーるどが炸裂した、もうひとつの
やさぐれ姐御伝総括リンチ、徳川女いれずみ師責め地獄ですなあ
(すんません、東映馬鹿野郎しか解らない例でした)
つまりはチャンポンってやつです。それもぶっ飛んだね。
ギャング映画、任侠映画、実録映画、が混在しております。
(時代的にも被るからね)デ、そこに石井師匠の遊び心も加わり化学反応しています。
本人は意識してないと思いますが現在観なおすと、レアな一本であります。
このテイストはほんとに貴重ですな。







かいストーリーは毎度の如く割愛させて頂きますね。
今回の東映も後半はお約束の殴り込みとなりますが、ここがユニークです。
まずは、どこからともなく大木実が殴り込みに参戦します。
えええ?あんた今まで何処にいたん?急にかよってね。まあ、そのツッコミが
楽しいんですけどね。おまけに、殴り込みの勇姿をアラカン親分にも見せたい
ということで、でかい板に乗せて(もちろん死体です)いっちゃったりします。
中々今までにないオチャメさです。ラストは番長梅宮辰兄貴が号泣しまくる
(5分以上)と言うオマケつきです。吉田輝雄が中々死なないで延々と語りまくり
、貴様は西部警察の大門部長刑事かよ!
とツッコんでしまいました(笑)70年代後半のやる気のないやっつけ仕事が微塵も垣間見れない石井輝男監督の60年代の快作です(^-^*)/






博徒仁義 盃 1970年佐伯清監督






しまった!もうすでに内容を90%忘れてしまいました。
さすが東映任侠映画はその場限りの面白さを魅せるプログラムピクチャーです。
脳に親切です。はははです。断片的にしか覚えてないですが、若山せんせいが今回は
牧師で登場しておりましたね。牧師ですよ、牧師。大体は極悪坊主なんですけどね。
作品自体は昭和残侠伝シリーズの佐伯監督ですからソツがなく安定してました。
遠藤太津朗の極悪ぶりもひかってました。文太兄貴は暴走キャラは無くて侠客ぶりに
終始しておりました。伊吹吾郎、いい塩梅でした。





日本暗黒史 血の抗争 1967年工藤栄一監督







久しぶりに全然面白くない映画でした。
スマタ三四郎こと、山城新伍がおふざけなしのヤクザ役なのが目新しいくらいです。
山城さんの使い方ひとつとっても、なんかアレレ?ずれてるなあ?というのが率直な
感想ですね。工藤監督は実録が好きではない気がしますね。伝わりました。
中島貞夫、深作欣二あたりを観ていると、作品の出来不出来が明確に分かってしまいます。





白昼の無頼漢 1961年深作欣二監督





深作さんの初の長編映画で、製作はニュー東映です。
二週間で撮っています。ストーリーは、一言で言えば銀行強盗と仲間割れの話しです。
話がアッチコッチぶれないですから大変見やすい作りです。伏線しまくるようなめんどくささはありません。小学生でも分かるでしょう。(中身は差別用語、愛憎しまくりだから無理です)丹波さんの流暢な英語が聞けます?が実際には通訳担当者は発音の悪さに相当頭を抱えたそうです。深作さんは、そんなのかまへん、かまへん、だいたい外人なんて、こんな映画みないんやしと言ったそうです。
このセンス、よかですね~
いつかギラギラする日を思い出しました。





男の勝負 1966年 中島貞夫監督



$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ


演歌の村田英雄や北島三郎をメインに据えた、男の勝負シリーズ第一弾です。
中島貞夫監督が急遽監督を務めたコテコテの任侠映画であります。
しかしながら、意外に?いい出来であり安定しておりました。
村田せんせいはもっと大根かと思いましたが、なかなかイケておりました。
ここでも、ミスター極悪の天津敏が大活躍です。さすがの役者魂でしたね。
で、一番おいしいの出番が少ない高倉健ですね。一宿一飯の義理で、そっと
殴りこみに出かけます。それも身ごもっている藤 純子を気遣いながら・・・
おおお、さすが健さんやのーとまたしても声を上げてしまいました。


マキノ雅弘監督が本当は監督する予定でしたが病気で入院、中島さんで良かったかも?
しれません。(マキノさんは超コテコテでやりすぎ感ありますから)





おわり




おまけ







やはり鶴田浩二だな

東映映画に愛を込めて

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皆さんこんにちわ

休日には片付け、洗濯、掃除、風呂掃除、炊事、ゴミ出し、布団干し、子供の世話と意外な活躍をしてぶっ倒れそうになっている、ほぼスキンヘッド状態な高血圧通風81キロ親父です(^-^*)/

いやあ~、昨日も休みが休みにならなくて、9時半には親父はばたんきゅうしちゃいました。
そして3時には目が覚めて、わかばで(-。-)y-゚゚゚です






東映映画に愛をこめて




今回は作品ではなく、東映の監督さんの紹介をしてみたいと思います。
名前は知っていても、顔まではなかなか分からないですしね。
こんな人たちが、あんな骨太な、クレイジーな、オチャメな、馬鹿映画を創った方々です。






☆内田吐夢



代表作は飢餓海峡と宮本武蔵シリーズです



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☆マキノ雅弘



代表作は浪人街、日本侠客伝シリーズです。監督作品数は261本と桁違いです



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☆中島貞夫



代表作は狂った野獣、まむしの兄弟シリーズです。東大出身ですが作品は馬鹿映画多数



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☆深作欣二



代表作は現代やくざ人斬り与太、県警対組織暴力、博徒外人部隊



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☆小沢茂弘



代表作は博徒七人、激突殺人拳 評判が悪くて有名。しかし腕は確かな名監督



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☆石井輝男



代表作は網走番外地シリーズ、直撃地獄拳シリーズ 異常性愛記録ハレンチ



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☆加藤 泰



代表作は明治侠客伝三代目襲名、車夫遊侠伝 喧嘩辰、瞼の母。鶴田浩二と仲が悪い




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☆内藤 誠



代表作は不良番長シリーズ、番格ロック、ポルノの帝王。B級映画の名手




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☆牧口雄二



代表作は徳川女刑罰絵巻牛裂きの刑、女獄門帖引き裂かれた尼僧 



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☆山下耕作



代表作は関の弥たっぺ、総長賭博、極道シリーズ。東映のエース












☆野田幸男



代表作は0課の女 赤い手錠、ザ・カラテシリーズ。B級映画の名手










☆降旗康男



代表作は駅ステーション、新網走番外地シリーズ。高倉健さんお抱え監督










☆伊藤俊也


代表作は誘拐報道、さそりシリーズ、プライド運命の瞬間。




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☆佐藤純弥



代表作は実録私設銀座警察、新幹線大爆破。姫田真佐久が批判!胡散臭い監督の印象



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☆鈴木則文



代表作はトラック野郎シリーズ、聖獣学園、伊賀のカバ丸、エロ将軍と21人の妾



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如何でしたでしょうか?今回はいつも以上に食いつきが悪いわからんチン記事だったと思います。このオッサン誰??でしたよね。すんませんです(^-^*)/



゙今の時代はその気になれば、昔の映画を観る事が可能になりました。敷居は低いですよね゙




東映映画は、映画ファンでもまだまだ触れたことがないニッチなジャンルだど思います。ほんと、この世界観は、一度はまると虜になりますよ。ただ弊害として、他の映画をあまり観なくなってしまう危険性があります。観る気が無くなる、弱くなっちゃいます。几帳面な出来のいい作品、ふむふむ… 傑作だぁ~を凌駕してしまうのですよ。(あくまでも個人的にですよ)



このブログを読んでいる人は、ましてコメントをしていだける人は多分何十年も映画を観続けている猛者が多いと思われます。目は肥えていることでしょう。私はそういう人にこそ、東映映画というシンプルで、映画映画している振り幅の広い分野にチャレンジして欲しいなあとおもいます。



トラック野郎みたいなおげれつ馬鹿映画をキチンと、どんな人の前でも(映画になんの興味がない人に)熱く語れて評価する人には、゙こやつ、できるなあ゙とニンヤリしますね。





おまけ



先日、娘から誕生日プレゼントもらいました。嬉しかったなあ

こういうの、なによりもグッとくるのよね。















おわり

ごあいさつ

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皆さまへ



今年一年、わたしの男汁ブログにお付き合いして頂きまして
誠に有難うございました。



皆様の映画らいふが、忘れられた良き時代の東映映画で少しだけでも
潤う事が出来れば何よりも嬉しく思います。
来年も宜しく御願いいたします。




◆今年出逢った言葉で、特に印象的だったので明記しておきますね。



“ね、いい映画なんですよ、これ。普遍的な事実を説教するのに動物と子供を
使うのは卑怯という意見もございましょうが、いいの!これは!直球な映画なんだから!
撮影のテクニックとか、演技がどうだとか、そんなの大多数の映画観てる人が、
映画の良し悪し判断するのには全然関係ないことなんですよ。
知らないことを知らせてくれるとか、大事な事を気づかせてくれるとか、
そういう映画をね、人は「いい映画」って言うんですから"

(日の当たらない邦画劇場。日活児童映画 澤田幸弘監督 映画ともだちより)
 



それでは皆さん、よいお年をお迎え下さい。









おわり。


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東映映画トラック野郎について / 沓掛時次郎 遊侠一匹 

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さんこんにちわ

今年になって、たった10記事しかブログを書いていない、
中々オチャメな自由人、81キロ高血圧通風坊主頭親父です(^-^*)/
常に放置プレイぶろぐ化と戦いながら?、ほぼ10時前には布団に入ってしまっております。



今回は東映映画の金字塔 トラック野郎シリーズを少しだけ語りたいと思います。
この偉大なる馬鹿映画に、いまだに出逢っていない玄人映画ブロガー
そう貴方にご紹介します。せっかく映画という宝物に人生で出逢って、そのなんたるかを悟っている人に、ちょっとこっち側にはアナタにとってもっと大きなお宝が眠っていたりするかも?そんな可能性があるので、こっそり語っちゃいますね。
知っていて観ないのと、知らないで観ないのとは違いますからね・・・・




トラック野郎シリーズとは
1975年から79年迄に東映で10作品製作された菅原文太主演の娯楽映画です。
監督は全て鈴木則文監督です。ストーリー?はトラック野郎の文太兄貴が恋をして振られて、潔く諦めて女性の幸せを願ってトラックで暴走する(いい意味で)映画です。




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(大体こんな感じです。)




☆成熟した映画がトラック野郎シリーズである。





最初に言っておきますがトラック野郎シリーズは作品として優れているか?と言えば…
そんな事はこれっぽっちもありません。それどころがかなりテキトーです。

映画的テクニック?

そんなこ洒落たものはほぼございません。



そんな小手先のテクニックなど、ものともしないパワーがあるのですね。
ただ、そこには仕組みはあります。仕事が仕組み作りが肝であるのと同じように・・・





①感情を刺激する仕組み


・笑う・泣く・喜ぶ・満足・共感・自由・色気・喧嘩・庶民・簡単・安心
・優しさ・約束・期待・恋・情熱・憧れ・馬鹿・さりげなさ・男気・粋・弱さ・強さ・愛嬌


人間の理屈な部分ではなくて感情の部分をくすぐる作りをしています。
これは人間の根っこですし、偉い人でもやさぐれ野郎でも同じですから、
切り口としてはなかなかいいとこついているやないのーって思いますね。
そういう狙いがあったがどうかは?ですが結果は相当機能しております。



②主人公のキャラクターだけに特化して一点集中の策を取っている 

このシリーズは、なんでもかんでもぶち込んだごった煮映画ですが、
そのなんでもあるのが面白く感じれるのは、主人公の強烈なキャラが異常な程に
上手く機能しているからですね。満遍なくいくのではなくて、キャラクター部分
に焦点をあてる戦術をとってるのです。この戦術は下手すればトンデモ映画に
なる可能性もありますが、製作側は賭けに出た気がします。(まむしの兄弟シリーズ
でコメディセンスも長けていたので、その実績が何より要因だと思います。)
スケベで(川崎のトルコ好き)単純で惚れっぽく、喧嘩っぱやくて情に厚くて反骨精神
旺盛。およそ学問とは無縁で、さりげなく優しいっていうキャラは、上記の感情を刺激する
仕組みそのものになっています。
この幹がしっかりしたので、後の枝葉は勝手に連動してきています。




いかんいかん、トラック野郎シリーズを理屈をつけて語るなんて、やはりしちゃいけませんね。仕組みを真面目に二つ書いてみて、こんな愛情表現はやはり野暮でした。感情的にささっと書きなぐるのが礼儀であり粋でした。以下そうしますね。

トラック野郎シリーズは何より‘’私は映画監督である‘’ ‘’映画監督はステータスだ‘’という変な勘違いゲージツおなにー野郎と違って、映画は分かりやすくて面白ければいいんだ!それでいいんだ!そういう鈴木則文監督の美学が堪らなくいいんだよね~ これはその人の生き方なんだろうけど、ほんとに粋だよね。小倉の怪しい場末のスナックや小料理屋で朝まで飲みあかしたくなる人だよね。そりゃあ、カンヌやアカデミーや、各国の名だたる映画祭で賞を取る監督も立派だけど、それって、観客視線なのかね?ユーザー目線じゃない気がするなあ、ユーザーといっても映画玄人はチェックチェックするのかも知れないね。ハネケじゃあ、ベルトリッチじゃあ、とかね。年に一度も映画館に足を運ばない人にとっては、(それが日本人の大多数だと思う)観ないならば無いに等しいんだからね。
映画は、かしこまってしまうのは功罪出て来るんだよね~それはブロガーも然りだね。


トラック野郎の魅力は現代でも通用するって事を最後に言いたいね。いや現代の日本人にこそ覗いたら、ハッとするんじゃないのかなあ~若い人は特にね。放送禁止用語は炸裂だし、こんなめちゃくちゃな馬鹿映画、最近ではとんとないしね。今の映画はおとなしいもの・・・
嗚呼、なんというこの世界観、こんな単純で馬鹿で気取らない人達の生き方に触れると、
‘’明日もいっちょう生きてみるかぁ‘’と感じさせちゃうのよね。映画は99%は嘘だけど1%はガチだからね。こんな大事な事をエンターテイメントで感じさせちゃうんだから、トラック野郎シリーズはほんとに偉大なんだよなあ~ってか、これこそ成熟した映画だわな



菅原文太…星桃次郎(一番星)
愛川欽也…松下金造(やもめのジョナサン)
春川ますみ…松下君江(母ちゃん)
せんだみつお…桶川玉三郎(三番星)
佐藤允・・・(関門のドラゴン)
田中邦衛:ボルサリーノ2
山城新伍:トルコの帝王 須間田三四郎
梅宮辰夫:大熊田太郎次郎左衛門(カムチャッカ)
杉浦直樹(コリーダ):須田勘太
千葉真一:ジョーズ・新村譲治
若山富三郎:子ずれ狼 袴田太一
黒沢年雄:Big99
ラビット関根(関根勤)
笑福亭鶴光
南利明
長門勇
金子信雄
地井武男:黒田勝也(ノサップの勝)
由利徹


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    本日の東映映画

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沓掛時次郎 遊侠一匹 1966年 加藤 泰監督



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上記映像から、この映画のセンスはお察しがつくと思います。
関の弥たっぺと同じく100年後でも充分通用する映画です。




今の時代は別れが本当の別れではないんだなあ・・・




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おわり



・博打打ち外伝・日本侠客伝刃 ・馬賊やくざ ・三人の博徒 ・極道VSまむし・狂犬三兄弟

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皆さんこんにちわ。

最近、たばこをオッサンの代名詞わかばに変え、禁煙を先延ばしにしてしまった79キロ高血圧通風五厘頭(05㍉)親父です。(最近よく走るのでニキロ減りました)
いやあ、今日から三連休なので朝から狂犬三兄弟観て、子供の送迎、布団干し、洗濯掃除、ひなたぼっこ、バリカンで五厘頭にしたりしておりました。やはり野郎は坊主にかぎりますね~


それでは、一部の成熟した映画ファンには好評の、そしてほんとは面白いのに、その面白さに未だ出逢っていない数多の映画ファンにも贈る東映映画コーナー言ってみましょう。
今回も男汁に溢れ尚且つ日本人の機敏にもふれる作品を御紹介いたしましょう。いつもの如く更新が、不定期なので怒涛の六本立てにします。



・博打打ち外伝
・日本侠客伝 刃(ドス)
・馬賊やくざ
・三人の博徒
・極道vsまむし
・人斬り与太 狂犬三兄弟







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   本日の東映映画

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①博打打ち外伝 1972年 山下耕作監督








☆もうひとつのエグイ総長賭博




これ、任侠映画のアタリです。川筋気質の荒くれ者達がひしめく福岡県若松が舞台です。(現在の北九州市)ストーリーは、二代目襲名を巡る荒くれ者達のドラマです。これ、任侠映画なんですが骨格は博打打ち総長賭博と同じです。てか、もろにギリシャ悲劇であります。鶴田浩二が、若山富三郎が、高倉健が、辰巳柳太郎が、菅原文太が、松方弘樹が、
渡世の義理を通す為だけに耐える。(全く耐えないのが汐路章と川谷拓三)
若松でのロケーションも秀逸ですし、山下耕作監督の様式美が炸裂!エンターテイメントとしても文句なしの出来です。鶴田のおやっさんが殴り込みに行く所が、同年の傑作『日陰者』と同じくらい痺れました。今回はミスター極悪天津敏など、明確な悪役が出ないで、登場人物にそれぞれ感情移入出来るようにシナリオがされていました。(本作はDVD化されております。)







②日本侠客伝 刃(ドス) 1971年 小沢茂弘監督







☆これはなかなかの傑作!



アタリの任侠映画は、展開にぎこちなさがありません。あっちいったりこっちいったりしません。とにかくスムーズです。今回の主演はエース高倉健であります。
前半ではズラをかぶり、若さいっぱい弾けまくり、後半ではいつもの孤高の高倉健イズムが炸裂しております。本作品の上手い点はいい作品に共通していることなんですが、主役はもちろん、脇役に至るまで全てキャラクターが活きてる点ですね。特に山本麟一と汐路章のコメディーリリーフの絶妙さ、間の取り方、活かし具合には唸ってしまいました。山本麟一はこういうのはほんと上手いですね。池部良の毎度の安定感、嫌らしい悪役をやらせたら天津敏と双璧なご存知渡辺文雄もグッジョブでした。また、十朱幸代との、切ない恋愛もベタですが、これがまた良いんですよね。小沢監督らしくない?山下耕作監督ばりの叙情さがありました。かなり感心しちゃいました。プログラムピクチャーなんですが、完成度の高い娯楽映画として大満足でした。かなりオススメ出来ますね。(本作品はDVD化されております)







③馬賊やくざ 1968年 小沢茂弘監督



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☆遠藤太津朗がいい味だしています




中国を舞台にした任侠作品です。ロケは台湾です。これも小沢茂弘監督です。今回は小沢監督らしく叙情性皆無の娯楽映画です。もうそれに徹しています。(ストーリーは割愛しますね。)目か行くのは、バイプレーヤー遠藤太津朗ですね。エンタツさんの魅力が、よ~く出ておりました。あの憎めないキャラクター、ほんと良いですね。作品としは、ミスター極悪 天津敏の安定感、待田京介の怪しい中国語しかもう記憶にはありませんけどね。後は毎度のことながら忘れてしまいました。観てすぐに忘れる…忘れさせるのが東映映画の優しさですね。(本作品は残念ながらDVD化はされておりません。)








④三人の博徒 1967年 小沢茂弘監督








☆リズム・テンポが悪い映画




東映映画が、何でもかんでも面白いと言うことはありません。本作品のように鶴田浩二や池部良が出ていても全く響かないのもあります。まあ鶴田のおやっさんが着流しで機関銃持ってる時点でアレレ感はありましたがね。この時期に東映は海外ロケが結構あったのですが(大陸の流れ者)、本作も何となくマカオロケになっております。が、許可が下りなかったせいか?現地ロケは鶴田浩二とエンタツさんのみで後は国内撮影していました。そのせいか、繋ぎが不自然で、取ってつけたようなぎこちなさを感じました。別々撮ってもマイケル・マンの『ヒート』みたいな傑作も有りますが、そこはさすが東映、見事にイマイチ感丸出しでありました。みんな忙しくて掛け持ちしてたんでしょうなあ~ エンタツさんの怪しい中国語は見応え有りました。さすが遠藤太津朗であります。(本作品はDVD化されておりません)




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⑤極道VSまむし 1974年 中島貞夫監督






☆らしさが出ていないです



うわあ、これはこれはオイシイはずが、三人の博徒同様ぎこちなさが見え隠れして双方の良さが出ておりませんでした。若山せんせいのコスプレが見れるだけで、まむしの兄弟との絡みは薄味ってとこです。別々に撮って、何となく繋ぎ合わせました感はやはり判りますね。文太さんはこの時期忙しかったでしょうしね。やはりこういうコラボは難しいみたいですね。不死身の勝はラストオイシイとこ持って行きました。川地民夫そのものが出番が少ないから当然かなあ?極道シリーズは本作で終わりました。(本作品はDVD化されております)







⑥人斬り与太 狂犬三兄弟 1972年 深作欣二監督








暴れまくって自滅する野良犬達



このコーナーは東映映画でも、わりと任侠映画の方を取り上げ、実録映画系は少ないです。(異常性愛路線とかピンキーバイオレンスも少ないですね。ぶっ飛んでますんでほんとはコチラも大好きです)
今回は皆さんご存知の深作欣二監督の初期の傑作映画であります。見所は、文太兄貴の暴走一直線であります。最初から最後迄、一切全く休むことなく暴走ゴーイングマイウェイしております。前作『現代やくざ人斬り与太』のような哀しみの部分は弱まっていました。田中邦衛の家族部分(貧困と宗教(創価学会)と身体障害者と子殺し)、渚まゆみの薄幸な部分も有りますが、割とあっさり処理しています。暴力がそこから『息もできない』化になるのではではなく、文太アクション映画色が強いようです。少なくても私個人は思えました。
やはり『現代やくざ人斬り与太』には及びません。俳優では、またしても渡辺文雄の厭らしい悪役ぶりが何にもまして光っております。渡辺文雄はほんとにガチでいい芝居する俳優さんですなあ~ この厭らしさは中々出せるものではありません。紅一点 渚まゆみは一切台詞無しで常に裸勝負!表情上手かったですね。

さて、ここからは、知る人ぞ知る?一部の東映馬鹿野郎しか喜ばないネタ。ラストの閉館した映画館でのシーン。ボロボロな看板は『博徒外人部隊』ではありませぬか!
狂犬渡瀬恒彦のTシャツ姿でハッとしました。(博徒外人部隊も深作監督作品です)

(本作品はDVD化されております)



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おまけ




野郎は わかば! 250円




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おわり



・現代やくざ人斬り与太
・狂った野獣
・学生やくざ
・昭和極道史
・暴力団再武装
・日陰者
・まむしの兄弟シリーズ
・極道
・愉快な極道
・博打打ち総長賭博
・舶来仁義カポネの舎弟
・続組織暴力
・解散式
・冒険者カミカゼ
・ザ・カラテ
・海軍横須賀刑務所
・誹牡丹博徒 花札勝負
・資金源強奪
・強盗放火殺人囚
・極道社長
・子連れ殺人拳
・暴走パニック大激突
・銀蝶渡り鳥
・実録飛車角狼どもの仁義
・顔役
・暗黒街大通り
・逆襲殺人拳
・不良番長骨までしゃぶれ
・網走番外地シリーズ
・殺人遊戯
・俺達に墓はない
・恐怖女子高校暴行リンチ教室
・明日なき無頼派
・激突殺人拳
・日本暴力列島京阪神殺しの軍団
・実録外伝大阪電撃作戦
・実録3億円事件 時効成立
・沖縄やくざ戦争
・ごろつき
・北陸代理戦争
・暴動島根刑務所
・少林寺拳法
・直撃地獄拳大逆転
・昭和残侠伝シリーズ
・実録安藤組外伝人斬リ舎弟
・横浜暗黒街マシンガンの竜
・不良姐御伝 猪鹿お蝶
・殺人拳2
・県警対組織暴力
・仁義の墓場
・やくざの墓場くちなしの花
・徳川女いれずみ師責め地獄
・ダイナマイトどんどん
・冬の華
・最も危険な遊戯
・総長の首
・けんか空手無頼拳
・けんか空手極真無頼拳
・新幹線大爆破
・ビュ-ティペア真っ赤な青春
・0課の女 赤い手錠
・ゴルゴ13(千葉)
・地獄の掟に明日はない
・血染めの代紋
・泥の河
・爆発!暴走族
・捨て身のならず者
・処刑遊戯
・あなたへ
・トラック野郎シリーズ
・三池監獄凶悪犯
・組織暴力 兄弟盃
・ならず者
・暴力金脈
・着流し百人
・戦後秘話 宝石略奪
・バカ政ホラ政トッパ政
・シルクハットの大親分
・望郷子守唄
・神戸国際ギャング
・唐獅子警察
・大脱獄
・決着おとしまえ
・博徒仁義 盃
・日本暗黒史 血の抗争
・男の勝負
・白昼の無頼漢
・関の弥たっぺ
・沓掛時次郎 遊侠一匹
・博打打ち外伝
・日本侠客伝 刃(ドス)
・三人の博徒
・馬賊やくざ
・極道vsまむし
・人斬り与太 狂犬三兄弟

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東映映画ファンだけ喜ぶ カルト映画 恐竜・怪鳥の伝説

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皆さんこんにちは


海老蔵の坊主は爽やかでカッコイイのに、私の坊主は単に怪しいだけ(清原和博似)なのは一体何故なんだ?と自問自答している博多の勘違い野郎、髭は尾崎きよひこ化している80キロ高血圧通風親父です。



いつものように、長い挨拶を滞りなく終わらせたところで、中学生でも分かる優しい東映映画コーナーいってみたいと思います。





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  本日の東映映画

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恐竜・怪鳥の伝説 1977年 倉田準二監督







★洒落の解る人しか観ないで下さい




今回紹介する東映映画は、東映版『幻の湖』とも言うべきカルト映画『恐竜・怪鳥の伝説』です。(同時上映は迷作ドカベン)本作品は間違ってもマジメに?見ることはオススメいたしません。そんな野暮はいけません。ツッコミを入れながら観ましょう!



主演は、当時から既に頭髪がやばやばの狂犬渡瀬恒彦です。共演はスーパーサブ名和宏、スーパーサブサブ林彰太郎、ピラニア
岩尾正隆、牧 冬吉です。









ストーリー?


湖に恐竜怪鳥が登場して、町中がうおさおするって言う何のひねりもないパニック映画であります。然しながら只のパニック映画ではありません。そのすこぶるチープさと、゙おいおい、それはないだろう?゙と、寛容な私でも10回ほどツッコんでしまう愉快な破綻ムービーであります。そのぶち壊れさはアメリカ映画『メタルマン』に引けを取りません。途中からはツッコんで楽しむ粋な作品に出来上がっております。(上手くない、駄作、とも言えます)




おっと、これから観るかも知れないのにツッコミ所を書くのは止めときますね。
後、映画に社会性や人間力向上を考えている人、クダラナイ映画に時間を割くのは非効率的だと考えている人は、決して観ないでください。血圧上がりますから…
因みに、音楽もズレまくっておりました。


渡瀬恒彦ファンはいいかもね~








なんて素敵な二本立て




おまけ











あの映画のパクリです(笑)








おわり




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関東緋桜一家 戦後最大の賭場 日本任侠道激突篇 暗黒街最後の日 やどなし無宿 他

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さんこんにちわ。

早寝早起き、整理整頓、だけは気をつけている80キロ高血圧痛風坊主親父です。(あっさりしときました)


今回も、未だ出会っていない未来の東映映画ファンにもお届けしする、中学生からも解る東映映画をご紹介いたしましょう。
放置プレイぶろぐなので数本まとめてやっちゃいますね~



・関東緋桜一家
・戦後最大の賭場
・日本任侠道 激突篇
・暗黒街最後の日
・ごろつき無宿
・現代任侠史







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  本日の東映映画

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関東緋桜一家 1972年 マキノ雅弘監督

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たった2分しかでない金子信雄に大爆笑




やはり金子信雄は優れたコメディアンです。表情は勿論、台詞の言い回しや間の取り方や、とぼけ具合が絶妙です。会話の内容もシナリオを書いた笠原和夫も巧みですね。因みに藤純子の引退映画なんですが作品の出来はいたって普通です。v(^-^)v
オールスターキャスト…全員に華を持たせておりました。







戦後最大の賭場 1966年 山下耕作監督





安部徹の極悪ぶりを堪能




鶴田のおやっさんと健さんの、直球の任侠映画です。監督が『関の弥たっぺ』『総長賭博』『博打打ち外伝』の山下監督なので出来はやはり良いです。お決まりの我慢に我慢を重ねてのおやっさんの殴り込は、毎度の事なんですがいいものです。分かっているのに感情をうま~く刺激させて、ちゃんと誘導させてくれます(お見事)。義理の重さを堪能させる我慢劇の傑作でした。安部徹の厭らしい組長役がまた上手い上手い!ほんとにええ役者やのう~






日本任侠道 激突篇 1975年 山下耕作監督






渡瀬恒彦の真骨頂!



健さんの実質最後の東映任侠映画が本作品だと思います。製作が1975年なので実録路線真っ盛りの頃です。監督はこれまた山下監督です。本作品の見所は渡瀬恒彦であります。70年代の渡瀬さんは現在のイメージとは180度違う役ばかりでした。大体が危ないチンピラでした。本作品も基本は同じですが、その凄みが突出しており彼のフィルムグラフィーの中でも間違いなく一番だと思います(個人的に一番好きなのは森崎監督 時代屋の女房ですが)。無言で常に下を向いていてサッとドスを出す…
そのカタチ、立ち振る舞いさが秀逸なんですね。対立する悪役にはエロさが滲みまくりの小松方正と、東映スーパーサブ名和宏、土方親父のやさぐれ岩尾正隆、ご存知マイブックマーク渡辺文雄!らが脇を固めたいます。で、作品の出来としてはいたって普通と言いますか、何と言うか遊びはありません。任侠映画のタメは弱いですね。勿論水準はキープしております。ラスト、血の水がしたたる部屋(博打打ちいのち札)で終わるラストシーンはまさに正統派任侠映画のオワリが感じられました。





暗黒街最後の日 1962年 井上梅次監督






東映と言うより日活映画のかおり



出演している人達は東映ですが、テイストは井上梅次監督だけあって日活映画です。 まあ、とにかく最初のほうは台詞が多くて多くてアレレ?であります。おいおいどんだけ説明するん?とツッコミを入れちゃう程です。中盤からは落ち着いてきましたけど… 登場人物は鶴田のおやっさん、怪しい中国語がやたらに上手い健さん、極悪ぶりが名人芸に達している安部徹、痩せてる不良番長梅辰、ジーメンの丹波の親父等です。クライマックスにギャング200人が発砲しまくって全滅するというトンデモ映画でした。個人的な見所は昭和37年のリアルな都会の町並み、ファッション、ですかね。昭和30年代の映画を観る時はタイムスリップを楽しんでおります。




ごろつき無宿 1966年 降旗康男監督


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大変惜しい娯楽映画



上映時間が1時間50分と長いのが難点ですが、結構楽しめます。健さんが九州田舎の炭鉱地から東京にやってきて(ズラ着用)、堪忍袋の緒が切れて殴り込むという王道作品です。昭和41年、若くて元気があって、健さんが伸び伸び大暴れする楽しい作品です。東京のロケーションがふんだんに有りました。
ヤマリンと関山オコゼの重量級の殴り合いも必見かなあ~
『ごろつき無宿』より前作の『ごろつき』のほうが出来は良いです。




現代任侠史 1973年 石井輝男監督







石井輝男×橋本 忍=ゼロ


健さんが飛行機のタラップから着物姿に日本刀でおりてくるファーストシーン。掴みはOKです。ですがですが以降は… あれれ?えっ?そうなん?そうきちゃいましたか?
実録路線映画真っ盛りの73年、任侠映画に工夫を凝らす為に、おんだい橋本忍に脚本家を書いてもらったのですが、終わって見ればへんてこりんな映画になってしまいました。(さすが幻の湖の橋本さんです)冬の華を観たときの違和感×二乗という所であります。健さんと梶 芽依子とのラブロマンスが、これまたクドイときております。梶さん、瞳孔開きすぎでキャーキャー泣きすぎであります。また、健さんが殴り込みに行く迄のフリが、どうも不自然でありましたなあ~
まあ夜店でエロ本数冊購入する高倉健が見れただけでも良いかなあ~





おまけ







おわり

女渡世人おたの申します

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さんこんにちは


最近この暑さからか、吉岡秀隆、藤岡弘、堤真一の髪の毛の多さが気になり、思わず小倉さん、渡瀬恒彦両氏に意見を聞きたくなるオチャメな80キロ高血圧通風五厘頭親父です(神田正輝にも聞きたいです)←挨拶が長くてスイマセン。

それでは、男汁溢れ、尚且つ日本人の機微にも触れる東映の道徳映画をご紹介いたしましょう。
今回もまた、放置プレイぶろぐ故、さすらいの自由人ゆえ、一気にご紹介させて頂きます。品行方正に日々更新されている映画ブロガーさん、すんません。今回はいつにもましてレビューは適当、いやシンプルにまとめさせて頂きました。映画もレビューもはしょるのは大事ですから



・女渡世人おたの申します
・女渡世人
・ひじりめん博徒
・森と湖のまつり
・誇り高き挑戦
・人生劇場 飛車角
・日本侠客伝 絶縁状
・日本侠客伝 斬り込み
・日本侠客伝 白羽の盃






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  本日の東映映画

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女渡世人 おたの申します
1971年山下耕作監督





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正統派任侠映画の傑作です




何がどういいのか?は観てみる事がほんとは一番手っ取り早いです。藤純子の目力、佇まい、間合い、台詞回し、その全ての一挙手一投足に惚れ惚れします。唸ります。
さすが山下耕作監督ですね。(関の弥たっぺ、博打打ち総長賭博)細かいカットは少なくて俳優さんの持ち味を活かせるよう一つのシーンを丁寧に割と長めに撮っています。観客が求める俳優さんのキャラを惜しみなく、例えそれがマンネリと言われようが出しまくっております。それが厭らしくないギリギリのラインなのが実に心憎い。シナリオの笠原和夫がさすがです。当時の映画撮影期間は大体二週間くらいなもんですから本作も早撮取りしてることでしょう。まさにプロの仕事ですね。(ピンク映画は二日から三日の撮影ですよ。※ロマンポルノ除く)島田正吾、三益愛子のどっしりした演技も見所。ご存知金子信雄、遠藤辰雄は毎度の極悪ぶりは安定しています。林彰太郎のヘタレぶり、南利明の滑稽さ、待田京介のくそったれぶり、菅原文太の侠客ぶり、登場人物全てのキャラは立っておりました。叙情性も豊かないい映画ですよ。
然しながら、これが単なるプログラムピクチャーってのが東映とういう映画会社の恐るべきところですな。





うわぁぁ、ひとつの映画にこれだけ語ってしまいましたぁ・・・
これは私らしくありませんな、野暮になるところでした。
と言うことで、今回はこの辺でご無礼させて頂きます。
残りの記事は後日ってところで・・
ではドロンさせていただきます。






おまけ







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おわり




・シルクハットの大親分ちょび髭の熊・懲役十八年・博徒外人部隊

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皆さんこんばんわ

この半年間で洋画鑑賞ゼロという完璧に偏った映画馬鹿、東映映画宣伝部長の79キロ高血圧通風坊主頭親父です。
またしても放置プレイぶろぐと化しておりましたが、今宵、久々の復活をしたいと思います。実は先程迄ほぼ記事が完成したのですが、下書き保存し忘れて意気消沈している次第であります。くっそー、懲役十八年と博徒外人舞台がぁ‥
では最後までおつきあいよろしくお願いいたします。てか、すぐに終わりますけどね。




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  本日の東映映画

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シルクハットの大親分ちょび髭の熊 1970年鈴木則文監督




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若山せんせい大暴れ




とにもかくにも出演者もスタッフさんも、映画館に足を運んでくれるボンクラ野郎達を、まずは楽しませにゃいかんやろ?そういう映画興行の本来あるべき姿勢をまざまざと感じさせてくれたエンターテイメントムービーの見本です。
理屈?あんぽんちん!お金払って見に来るお客は、まあ特に東映は単純、いや、シンプルな輩が多いから、そうまーけちんぐ的にはスカッとでええんや~って感じですね。(岡田会長ふうに)

この映画は元は緋牡丹博徒シリーズのスピンオフ作品なんで、劇中の若山せんせいのお馬鹿キャラがどれだけ出せるかが生命線なんですが、どんぴしゃ、120%出まくっておりますよ。
東映の若山せんせいのユーモア部分を知っている人には分かるんですがね。
ナンセンスギャグも、若山せんせいの人柄がでているので、しらっ~とすることなく現代の観客にもイケるとは思いますね。
まあ、頭を使わず、一時間半、ああ、おもろかったなあ~ はははな作品ですよ。
前回も言いましたけど、単なるプログラムピクチャーですがツボはおさえた快作ですよ。頭を使わない映画って、ほんとは成熟しているんですけどね~




もう おまけコーナーです






















やっぱ鶴田のおゃっさんだなあ





もういっこおまけ










おわり









ご無沙汰しておりました

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皆さんこんばんわ
この暑さで既に思考能力ゼロ、干からび寸前の79キロ高血圧通風坊主頭親父です。
一ヶ月近くのご無沙汰となりました。東映さんはとうとうブログご臨中かぁと思われた?かもしれませんね、ははは
それでは、成熟した遊び心ある映画好きには好評の、このコーナーにいってみましょうかね。今回は各作品を一言コメントのみでいきたいと思います。ストーリー等は割愛しますね。




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  本日の東映映画

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明日の百円より今日の1円。作品の出来はそこそこです。加藤泰監督らしさはあんまり出てません。タイトルとポスターは抜群でしょ?









絶対のオススメですよ、スピード感がヤバすぎです。深作監督の初期作品を観るなら人斬り与太と本作品でしょう。キレとリズム、文句なしです。またキャラクターが脇役迄全てにおいて際立っていて唸りまず。素晴らしいの一言!










正直言って面白くないです。メリハリが弱いです。若山せんせいのギャグすべりっぱなしでした。点が線になってません。工藤監督は洒落が余り解らない人何だろうか?そう感じる作品でした。











これもかなり中途半端で、あれれ?な出来でした。こういうネタはやり方次第では面白くなるんですけどね。健さん、ご苦労様です。たとえ健さんでもつまらない映画はちゃんとつまらないとキチンと言いましょう(あなたへ 色んな意味で酷評は出来ませんけどね)










内田夢吐監督の文芸作品です。健さんがまだだ高倉健してない時代の作品。北海道のロケーションが素晴らしく見応えあります。作品の出来も結構いいです。三国さんは既に役者として完成されていました。











菅原文太が出ているから観れますが、女優陣が全くの素人なのでハラハラしました。
東映は、第二の藤純子を作り出せませんでした。やはり場数を踏んでないものは見破られるものです。でしょ?










東映任侠映画の金字塔ですが、そこまでの傑作かといえば個人的には?です。総長賭博、日陰者のほうが個人的には映画としての熟成度は上えだと思います。おやっさんの真骨頂 我慢も完成されてはいませんでした。










これは断然オススメオススメ!とってもセンスがあります。監督は加藤泰です。絵作りがまさに映画的であり嬉しくなっちゃいますよ~ ストーリーも任侠映画独特のマンネリらしさはありません。当時殆どなかった回想シーンもあって編集もスムーズでした!






おわり





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今しばらくお待ち下さいませ

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おわり





おまけ







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・激突!合気道、侠客三国志 佐渡島の決斗、任侠興亡史 組長と大貸 、無頼漢仁義

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さんこんにちわ
女性視点ゼロ、一切無視、野郎だけが喜ぶ差別化東映映画しか観れなくなった、
血圧が恐くて計れない通風坊主頭親父です。






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  本日の東映映画

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1975年 小沢茂弘監督 激突!合気道






トーリーに何のひねりもなく、小学生でも分かるお約束さが売りの東映空手映画。今回は、千葉ちゃんの実弟の千葉治郎主演の映画であります。がしかしと、映画のタイトルは合気道ですが、ほぼそっちのけで全編千葉空手になっています。少林寺拳法、けんか空手極真拳、極真無頼拳もまあ同じ何ですけどね。また弟の、主演映画なのに千葉ちゃんは一切無視してご機嫌に暴れまくっております。激突殺人拳でお馴染みの(関根勤のモノマネのアレです)ポーズでゴーイングマイウェイです。独特の後ろ回し蹴りの角度も顔芸も期待を裏切らず、さすがサニー千葉ですな。頭を使わない?成熟した愛すべき作品。オトナ向けです(゚▽゚)/洒落の解る方のみ御鑑賞しましょう。監督は情感無しの御大 小沢茂弘さんです。






1966年 佐伯 清監督 侠客三国史 佐渡島の決斗 







この世の地獄と恐れられた佐渡金山で働く凶悪徒刑囚たち の姿を描く。男同志の侠気で結ばれた彼らが、至難の脱獄 を計画したり、無頼やくざと対決したり、凄絶アクション が連続する(東映チャンネルより)




三池監獄 凶悪犯と似ています。監督は昭和残侠伝シリーズの佐伯清さんです。今回は佐渡島の刑務所が舞台です。鶴田のおゃっさんが、毎度お馴染みの野郎が喜ぶ役柄で、サービスしまくっております。
よっ!鶴田浩二最高!
はい、もうそれだけの映画ですね。お約束通りなんですよね。ははは。え~っと、それ以上の期待を望んではいけません。それは野暮な人がすることですよ。夏場のロケで何やら大変そうでしたね。プログラムピクチャーとしての水準はキッチリこなしていおります。さすが佐伯さんです。






1970年 降旗康男監督 任侠興亡史 組長と代貸




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言っていいですか?
言っていですか?




どんな内容か忘れました



題名はエロ将軍と21人の妾と同じ位いいんですが、いかんせん降旗監督なので内容が一切思い出せません。鶴田のおやっさんが出ているのにこんなんですからね。ははは。
馬鹿を徹底するという気概が、どうやら降旗監督には無かったようですね。






1965年 渡辺裕介監督 無頼漢仁義






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松竹映画の佇まいが感じられる映画




ですが、任侠映画の初期の初期なので、作品として成熟されてはいません。
悪くは無いが特別よくもないレベルです。任侠映画のお約束が如何に大事か!
それが弱いと作品に力が出なくなるか、よく解かる映画です。




おわり




おまけ







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