皆さんこんにちは
テレフォン人生相談 加藤諦三せんせいの最後のコメントを思わずメモしてしまう、
マドモアゼル愛先生好き大原敬子が苦手な83キロ高血圧痛風坊主親父です。
チャンスは貯金出来ない
さて先日 ツイッターをしていて驚きました。オーディトリーム渋谷という映画館で、
なんとなんとあのイラン映画『駆ける少年』を上映しているではありませんか!
もう嬉しくて飛びあがりそうになっちゃいました!
88年、大学生の時に観て、あまりの素晴らしさに打ちのめされた映画だったんです。
長く映画を観てきて、
打ちのめされたり身動き出来なくなる経験なんて、
そうそう有るものではありません。
駆ける少年はそんな経験をさせてくれた
出逢ってしまった映画でした。
東京在住の馴染みのブロガーさんの数人には柄にもなくオススメしました。
「ぼくは、はしる。」
新藤悦子(児童文学作家、エッセイスト)
ぼくは、はしる。ぼくは、さけぶ。
まいにちが、じぶんとの、きょうそうなんだ。
ぼくは、アミル。11さい。
浜辺にうちすてられた船に、ひとりでくらしてる。
あ、ひとりじゃない、ひよこもいる。
船の部屋で、スイカをたべるときは、ひよこもいっしょ。
さびしくないかって? ぜんぜん!
だって、やることいっぱいあるからね。
海であきびんをひろいあつめたり、つめたい水をうりあるいたり、くつみがきをしたり、
ちゃんと仕事をして、お金をかせいでるんだよ。
腹がたつこともある。お客がお金をはらわないで、にげたことだってある。
でもぼくは、はしって、おいかけて、つかまえて、お金をはらわせた。
おとなのくせに、ひきょうなやつは、ゆるせないんだ。
船や、飛行機が、ぼくは、だいすき。
船や飛行機にのって、ここじゃない、どこかとおくへ、いってみたい。
海のむこう、空のむこうは、ぼくのあこがれ。
いつか、ここから、そとの世界に、きっとでていく。
ぼくには、そんなゆめがあるんだ。だから、さびしくなんかない。
ぼくには、ともだちもいる。
ぼくとおなじように、家族がいない子もいる。
みんなはたらいてるけど、仕事がないときは、いっしょにあそぶんだ。
自転車をのりまわしたり、サッカーしたり、かけっこのきょうそうをしたり。
ぼくたちは、どこでもはしる。海辺でも、さばくでも、線路のうえでも。
電車をおいかけてはしるきょうそうで、だれかが電車にタッチしたあとも、
ぼくははしりつづけた。
勝負はついたのに、どうしてはしったんだ、ってきかれた。
どうしてって・・・ぼくはただ、じぶんの力を、たしかめたかったんだ。
あるひ、ぼくは、字がよめないって、きがついた。
なんで、よめないんだって、くやしくて、たまらなくなった。
学校には、いったことがなかった。つれてってくれる人も、いなかった。
だから、じぶんで、ひとりで、学校にいった。
字がよめるようになりたいって、先生にいったんだ。
ぼくは、はじめて、学校にかよった。学校で、はじめて、文字を、ならった。
ひと文字、ひと文字、ならった文字を、おおきな声にだしてみる。
学校で、海で、ならった文字を声にだして、じぶんの力をたしかめる。
字がよめるようになったら、ここから、でていける。
ひろい世界に、きっといける。
だからぼくは、文字をさけぶ。
ぼくは、はしる。ぼくたちは、はしる。
もえあがる炎がやきつくす砂のうえを、ぼくたちははしって、きょうそうする。
氷をめざして。氷がとけないうちに。
ともだちにおしたおされても、あつさでふらふらになっても、ぼくは、はしりつづけた。
あきらめないで、はしりつづけて、ついに、氷を手にいれた。
あついからだで、氷をだきかかえて、ぼくは、うれしくてさけぶ。
あとからきた、ともだちにも、氷をわたしてあげる。
ぼくがほしかったのは、氷よりも、じぶんの力。
ぼくは、じぶんと、きょうそうしてる。
かちたいあいては、じぶんなんだ。
東京以外でもこれから順次公開されるとの事ですので
お近くの方は是非観て頂来たいものです。
オーディトリーム渋谷のHPは
コチラです
パンクフロイドさんと
しあたー☆時間の旅さんのレビューが有りますので御参考にしてくださいね。(二人とも大人ですね)
それでは、愛してやまない東映映画コーナーいってみましょう
■□■□■□■□■□■□■□■□■□
本日の東映映画■□■□■□■□■□■□■□■□■□
舶来仁義 カポネの舎弟馬鹿まっしぐら今回ご紹介する映画は1970年の珍作 舶来仁義カポネの舎弟です。
☆ブレーキの壊れたテディーベア、一人圧力団体 若山せんせい
☆さすらいのダッチウォーカー、トルコの帝王 山城新伍☆マイbookmark渡辺文雄ストーリーは?カポネ栗山(若山せんせい)はカポネの下で修行した日系2世のギャングです。
二人の兄弟(山城・渡辺)を引き連れて生まれて初めて日本にやって来ます。
そこでヤクザ組織やギャング、FBIが不自然に絡みお約束通りに
暴れまくるって内容です。
見所
・三人は日本語が出来ない設定で、怪しい英語と不自然な日本語を喋るのですが、
若山せんせいは興奮したら、まんま広島弁です。山城さんにいたっては嘘くささ
満開でどうみてもゼンジー北京です。(大体想像できると思いますが)
渡辺文雄だけはさすがに、そんな感じはありませんでしたね(笑)
・ギャングが警察を助けるなんてトンでもない!
「そんな映画はハリウッドでも作らないよ!」と嘆く三男めがけて、
長男は、こう叫ぶのです。
「馬鹿たれ!あたりまえだ!(そんな映画を作るのは)東映だけだ!」 ![$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ-blog_import_4e4f43171cd81.jpg]()
・そして最終決戦に挑む三兄弟が並んで歩いていきます。何故か?着物で(笑)
そこでまたまたはしゃぎすぎの長男が「ミーはコージ・ツルタね」とかますと、
次男もノリノリで「じゃあ、ミーはケン・タカクラね」、そしてとどめの三男が
「ミーはトミサブロー・ワカヤマ?ノー、ノー、それちょっと格が下がる!」
![$東映映画と殺人事件を追いかけるブログ-blog_import_4e4f4318f04b5.jpg]()
ほんとうの見所?
で、この映画、こんなにオチャメなのに映画として編集や演出がメチャ下手なんです!
テンポがまるでダメなんですよ!もうほんとにね~(中島貞夫が撮ったら良かったのに)
はっはっはっおわり