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Channel: 東映映画と殺人事件を追いかけるブロガー
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博奕打ち 殴り込み

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皆さんこんばんわ!三週間ぶりに東映映画を観て、改めて鶴田浩二に惚れなおしたダイエットに成功した中肉中背 高血圧痛風糖尿?2㍉頭親父です。(ははは) 痩せると冬って寒いもんなんですね~(ははは ははは)

さて三週間も東映映画を観ないと心身のバランスが思わしくなくストレス気味でしたが、(なら、はよ、観りゃいいのにねぇ)少し緩和いたした次第です。さすが東映任侠映画は私を癒してくれますなあ。それでは解る人には解る、解らない人には多分解らない大人の東映映画の御紹介といきましょう。今回は何時ものようにシンプルか長文になるか分かりませんがお付き合いお願(´∀`*)いたします。多分短いでしょうね。


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本日の東映映画

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博奕打ち 殴り込み 1968年 小沢茂弘監督





安定感バッチリ!素晴らし技量



鶴田浩二のお馴染みの 博奕打ちシリーズの5作目。今回は、いや、今回も任侠映画としてのストーリーは枠組みどうりで特別変わっている所はございません。大体任侠映画の斬新なストーリーなんて果して有るのかどうか?未だにであった試しが有りませんけどね。まあ早い話し 水戸黄門とあまり変わらないんですよ。いや、水戸黄門よりバリエーションは少ない気がしますね。ストーリーを超えた、それさえも寄せ付けない…まさに大人を嵌まらせる技術が有るんですよね。ほんと東映映画ってのは老獪ですよ。


行間を読む映画が、いい映画と言うのは解るが、分かりやすいと言うのはもっとレベルが高いものだ


さて本作品は映画っていうのがあんまり解らなくても理解出来るものです。そのへんのオッサン、以前にも書いたように映画を日頃観ない人でも、イケちゃうんです。これね~実は凄い事だと思うんですよね~ほら、映画って大体あんまり観ないんですよ、普通のオッサンはね。ブログ書いてる人は量稽古で映画脳が鍛えられてるけど普通はソンナモン鍛えてなんかいないですよ。だからそういう人にもシンプルに感情移入させるって反対に立派なんだと思うんですよね~(うんうんと頷いているアナタは成熟しとりますな)



おっと、説教じみた事を語ってしまっては野暮になりますので本作品の話しに移りますね~でも今日は語るなあ~

冒頭で述べたとうり、鶴田浩二の男の美学(まあー女性からみたら単なる馬鹿にも取られそうですが)に酔いまくる作品ですよ。軸は…筋を通す…愚直に。もうこれだけなんです。後はなんにもないんですよ。ほんと はははなんです。この軸足がぶれないところが、他の鶴田浩二作品を益々観たくなる理由なんですね。

また小沢監督が上手い上手い。下手な監督は役者はいいのにチグハグで散漫するのに、スムーズこの上ないのです。これは現場で量稽古していて益々質が向上したいい一例だなあと感心しちゃいました。


今回は名和先生が、まさかの善人役。もうそれだけでめっけもんですよ。あの名和先生がですよ。総長賭博より爽やかな侠客ぶりです。汐路さんは相変わらず。遠辰さんも毎度。河津さんも相変わらずの極悪ぶり。ヤマリンはもうちょい。石山の親父も毎度かなあ~  で、今回一番弾けていたのがご存知 待田京介。中国から帰ってきた刺客なんですが衣装がまんま中国から帰ってきました!ファッションで笑えます。胡散臭いイントネーションも中々です。(エンタツ、汐路さんの怪しい外国人役には及びませんけど) 女優陣では相手役の松尾さんがいいですなあ~ 将軍の 日陰者(鶴田浩二の最高傑作は絶対日陰者ですよ)には及びませんけどぐっジョブでした。

おやっさんが、加東大介のドスをもって二刀流で殴り込みをかけ、橋の欄干に突き刺すラストシーン。情感無しの小沢監督といわれますが、結構やれば出来るやん!と見直しちゃいました。こんな作品をたった二週間程で撮り終えるシステムってのも凄いもんですね。






おわり





おまけ





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